Instagramのリール動画の内容を少し詳しく解説していきたいと思います。
本日公開したリール
木工事 知らない方が多い”壁の中の話”
耐力壁と筋交について解説しています。
耐力壁とは簡単に説明すると建物の横方向に抵抗する力。
もう少し詳しく説明すると、地震や風などによる水平方向に抵抗して建物を支えるための構造壁です。
耐力壁について詳しくは株式会社インテグラルの『学ぼう!ホームズ君』を読んでいただいた方がいいかと思います。
日本は地震大国。建物を設計建設する上で地震に対しての検討は非常に重要です。
が、分譲住宅などではさほど耐震性については説明がない気がします。
2025年4月施行の建築基準法の改正や南海トラフ地震への注目により耐震性に少し着目される方が増えたかと思います。
建築確認の際に許容応力度計算や壁量計算等により耐力壁の配置を検討設計しますが、あくまで、机上の計算の上での結果です。
計算通りの耐力壁である為には正しい施工が必要です。
また、使用する材料においても検討が必要です。
弊社の場合、耐力壁には標準的にMDF構造用面材を使用しています。(商品名で言うとスターウッドやハイベストウッド)
なぜ、弊社がMDF構造用面材を使用しているか。
①耐久性
②透湿性
③供給安定性(比較的に安定している)
④高耐
⑤施行の安定性(釘ピッチのマーキングなど)
と言う点です。
上記の内容については、別の記事もしくは動画でさらに詳しく説明したいと思います。
デメリットも有ります。
①針葉樹の構造用面材より重い
②丸鋸の刃が焼けやすい
③エッジで手が切れる
④硬い
⑤滑る
など、施行的なデメリットが多く大工さんには針葉樹の構造用面材に比べて不評です。
耐力壁は面材だけでなく筋交なども有ります。
筋交も太さや掛け方(片筋交、たすき掛けなど)、材質により、用途や倍率は様々です。
専門的にはなりますが、耐力壁はただ配置すれば良いのではなく、配置する位置、バランスも重要です。
今回のリールでは簡単に説明をしましたが、MDF構造用面材同様、別の記事や動画でさらに詳しく解説していく予定です。
施工に関することをこれから家を建築もしくは購入する方に少しでもお伝えしていけるようを今後、頑張って動画、ブログを投稿していきます。
それでは、ご安全に!

